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倶知安町・菅原さんから春山の便りが届きましたので、ご紹介させて頂きます。今回は本倶登山です。私も以前には秋の藪漕ぎ、冬のツアーと何度となく登った山ですが、展望も登り応えも申し分ない山だった記憶があります。

本倶登山(倶知安町) 


西條様

  おはようございます。大変ご無沙汰しておりますが、倶知安町の菅原康二でございます。 いつも拝見しておりますが、相変わらず精力的な山行で何よりです。

 小生も今シーズンの春山ツアーシーズンを迎えたものの、週末の天候や都合が悪いなどでなかなか出かけられずにいるところです。さてそんな中、先日7日の土曜日、いまひとつ天気は不安定気味でしたが、思いきってツアーに出かけてみました。

回は本倶登山。標高も1,000mを少し超えるだけで、斜度もゆるく大して滑る楽しみはありませんが、この時期の展望を期待し数年前から暖めていた計画でした。少し寝坊して9時過ぎ、大和の通行止め地点からスタート。町道大和寒別線を忠実にたどります。付近の畑はすでに融雪剤の散布が終わり、路上にももちろんかかっているため、一週間遅かったらけっこう歩く距離が長かったかもしれません。途中2ヶ所ある橋の上も完全に雪が消え、その都度スキーを外してわたります。おおよそ50分後、標高おおよそ450mを超えた地点で町道を離れ、尾根に取り付きます。尾根といってもはっきりとしたそれではなく、スノーモービルのあとや、昨日に往復したとみられるシュプールがなければすぐに取り付き点をつかめなかったかもしれません。天候もやや怪しいようです。この辺までは時折り晴れ間ものぞいていたものの、雲もがだんだん厚くなっているようで、ちょっと展望も期待できなさそうです。

 途中送電線の伐採あとをぬけ、さらに登っていると、突如後ろからエンジンが…。2台のスノーモービルがあっという間に追い越していきました。脚立を積んでいるところをみると、おそらくカバノアナタケ採りだと思います。山頂でまた会うことになるのかなと思っていたら、どこか遠くへ走り去ったらしく、残っていたのはシュプールだけでした。

 小さいピークを何度か登り下りし、登り始めてからおおよそ2時間半後、標高1,009mの山頂に到着です。天気さえよければかなりの展望が期待できるはずですが、残念ながら予想通り下り坂。 何年か前に登った三角山や、その先の銀山あたりまでぼんやり見えます。期待した羊蹄山やニセコは残念ながら雲の中。次回に期待することにします。雪もチラチラ、そして風もでてきたことから、昼ご飯は下山してからとし、早々に下りにかかります。12時半過ぎ、出発地点に到着。スキーを外し車に乗ったら、待っていたかのように雨が落ちてきました。

それでは。(2007.4.11着信)


地図がガイドの山歩き・無雪期の本倶登山

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