<戻る

    涸沢岳/西尾根(2009.4.27〜28)

              …米沢さんからのメール

森林限界から見た奥穂高岳〜ロバの耳〜ジャンダルム〜天狗岳〜間ノ岳〜西穂高岳の縦走路 
奥穂の山頂のケルンは少し画像から切れています。 

核心部のナイフリッジ〜F沢のコルからのルンゼ                     (岩場のすぐ右側) 

Bルンゼを登りつめた岩稜から見た滝谷 
             〜恐ろしい風景です 

奥穂と前穂

 

 
大きな地図で見る

1/25000地形図「笠ケ岳」「穂高岳」

4/27〜28穂高岳への西側からの積雪期のアプローチ、涸沢岳西尾根を登ってきました。

クマ笹の藪漕ぎ覚悟していましたが、土日の荒天で新雪が積もってクマ笹や木の根が雪で隠されて登り辛く2400mの樹林帯の平坦地を諦めて1800mでテントを張りました。テントサイトからは傾斜がキツく残雪の上に新雪が30〜40cm、吹き溜まりでは50〜60cm積もって苦しい登高になりました。

2600mの森林限界から尾根は痩せて岩と雪の痩せた稜線になりました。 蒲田富士の登りの岩場はフィックスロープが3本露出して助かりました。

登りきるとF沢のコルまで滝谷側に雪庇の張り出した白い稜線が続きます。コルの手前で白出沢側に雪庇が出て雪が不安定になり50m程ナイフリッジを綱渡りしました。滝谷側はカチカチのアイスバーンで目も眩むような高度感です。

F沢のコルからのルンゼは新雪が1日で少し締まって風の当たる所は硬くなっていたので大丈夫とみて直登しました。後は簡単な岩場と雪の斜面を登りつめると3110m涸沢岳山頂に着きました。

久しぶりの奥穂や北穂、槍との再会でした。 奥穂を隔てた眼下の山小屋にはヘリコプターが何度も来ていました。


もう1日小屋に泊まって山の賑わいを楽しみたかったです。
後ろ髪引かれる思いで下山しました。

【行動記録】

4/27  5:30堺IC→11:30〜12:00新穂高温泉→15:00 1800m台地(テント泊)
4/28 5:30 1800台地→12:00〜12:30涸沢岳山頂→16:30〜17:00 1800台地→19:30新穂高温泉


 

 

 

 

 

北穂から槍に続く稜線

奥穂とロバの耳〜ジャンダルム飛騨尾根 穂高岳山荘の赤い屋根が見えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

有名な北アルプスの山々をこのサイトで紹介できるとは思いませんでした。連休にはどっと人が繰出すニュースはいつも見ていましたが、この迫力と素晴らしさでは当然だと思います。私も何れ登りたいと思っています。それにしても実に素晴らしい・・・(2009.3.6 管理人)

<最初へ戻る