後方羊蹄山(2015.6.1)
…米沢さんからのメール
関空始発のピーチで初夏の羊蹄山に登ってきました。
昨年膝を痛めてまだ本調子ではなかったのですが、サポーターしてゆっくりしたペースで出発しました。午後の樹林帯は木漏れ日が厳しく照りつけてTシャツ一枚でも汗びっしょりになりました。月曜のせいか時期がまだ早いのか入山者は少なく、山菜採りの方が二名、七合目で引き返して来られたご夫婦が二名、上から降りて来られた単独の方が一名でした。六合目と七合目の間に傾斜の強い雪渓を横切る所が二カ所あり、一つは相当な傾斜で滑落したらどうなるか分からない程でした。この時期の雪渓は密度を増して朝夕日陰になると硬くなって滑り易いので4〜6本爪程度のアイゼンが欲しいと感じました。
苦しい急登が続きましたが八合目からは急に傾斜は緩んで九合目までニセコ側まで大きく回り込んでなだらかな尾根に出ました。避難小屋分岐を過ぎると砂礫の道になり、歩き辛くて内腿が軽く痙攣しました。ハイマツが出てきた所で傾斜の緩い雪渓に出て直登すると間もなく頂上外輪に出ました。出た瞬間に風に帽子を持っていかれました。反対側に山頂が見えますが、どちら側から回ろうか迷いましたが、小屋跡コースから山頂に向かいました。
易しく見えたルートは暴風が吹き荒れて風速20m/sを超える程で真っ直ぐ立って歩くのは不可能でした。ヒラフ下山口から京極下山口にかけては特に厳しかったです。何とか山頂の標識の下の岩陰にたどり着きましたが飛ばされそうで上に登る勇気は無くて厳密には登頂したとは言えません。三角点の上に金麦を置くのは難しかったと思います。怖くなって喜茂別下山口から西條さんに電話しましたが繋がらず、伊藤さんに電話しましたが岩場コースは歩かれた事がないということで、喜茂別へ下山も考えましたが麓から見た感じではルートは一番厳しいと思われ急峻な雪渓の通過が予想されてアイゼン無しでは不可能と判断して岩場コースに決定しました。
小屋跡コースを戻る のは厳しかったです。岩場コースは外輪の岩場の外側を巻いているので風が遮られて助かりました。久しぶりの登山で足にきたので転ばないようにゆっくり下山しました。
火曜は細川たかしの像に歌わせて、羊蹄山をぐるっと一周して千歳空港に向かいました。 途中ルスツで道を間違えて230号に入ってしまい、洞爺湖一周しました。湖畔はとても景色の良く、風が涼しかったです。後志の山は冬は非常に寒く、夏は暑いと感じました。
【行動記録】12:00真狩登山口→15:20真狩下山口→15:50〜16:05羊蹄山山頂→16:35真狩下山口→19:30真狩登山口
真狩登山口
外輪直下の雪渓
真狩下山口からニセコ、左下は避難小屋
真狩下山口から山頂方面
ヒラフ下山口から岩場ルート、左が山頂
1892.7mピーク
1898m羊蹄山山頂
岩場コースより山頂方面を望む右奥山頂左奥三角点
岩場コースより洞爺湖方面を望む
八合目付近より洞爺湖方面を望む
細川たかしの像と羊蹄山
喜茂別登山口付近から
京極登山口から
京極の名水
倶知安付近から
一合目付近すみれ
二合目付近の花
三合目付近の花
五合目付近の蕗のとう
八合目付近の花