尖峰・西別岳(2010.1.26〜27) …米沢さんからのメール
雪の降りしきる林道 |
金山橋から尖峰 |
北東尾根600m付近 |
750m付近 |
1/26 標津山地の尖峰に登ってきました。前日伊藤さんに1:25000地形図を頂いて万全を期して地図がガイドを実践しました。冬型の気圧配置でしたが、管理人さんが北東尾根は風は弱く雪は多いのではと云われたので大丈夫とみましたが、朝斜里は猛烈な地吹雪でコンビニで待機しました。
沢の中は風は大したことはないとみてツルツルに凍結した根北峠を越えて雪の降りしきる金山橋のゲートを出発しました。工事現場まで除雪されて少しだけ楽出来ました。沢の出合の林道の広場から右股に入りスノーブリッジを渡ろうとしましたが斜里岳に続いて崩壊させてしまいました。二回目は無事に渡る事が出来ました。
・491の東の広い尾根を登ろうと思いましたが沢が入ってきてトラバースが難しくなり、一旦降りて沢を越えて尾根に取り付きました。砂防ダム辺りから取り付ければ理想的ですがスノーブリッジの具合や尾根に上がれるか判らないので早めに対岸に渡りました。木々は疎らで北東尾根まで登り易かったです。尾根に上がる手前550m付近で手袋が凍りついて履き替えました。山頂直下のマイナーピークの登りは傾斜がキツく、もがけばもがく程ずり落ちて蟻地獄みたいでした。なんとか木に掴まって南側の斜面に回り込んでトラバースして山頂直下のコルに到着しました。頂上に続く稜線までストックを最短にして四つん這いで、最後は木を掴んでやっと登頂に成功しました。
とにかく気温が低く風が強かったので二足目の手袋もガチガチに凍り付き、指先に痛みが出てきました。リュックを下ろすのは怖かったので安全地帯まで降りてからダウンのミトンに履き替えました。953mとはとても思えない厳しい山でした。
1/27 は西別岳に登りました。裏摩周から外輪山を辿るコースです。流石に国立公園内、雰囲気が垢抜けています。雪質、景色とも最高、アップダウンが殆ど在りませんでした。テレマークスキーをやりたくなってきました。
行動記録
1/26 7:50金山橋→12:50尖峰→15:45金山橋
1/27 6:45清里トンネル→9:50〜10:10西別岳→12:50清里トンネル
武佐岳 逆光が残念 | |
山頂直下からマイナーピーク
日が当たるとトラバースの跡が美しい |
ペクンネウシヌプリと842m峰 迫力在りました |
夜明けと共に出発 | 裏摩周展望台 |
易しい西別岳 | 摩周岳 |
標津山地の山々 | 西別岳山頂から摩周岳と摩周湖 |
西別岳山頂から摩周岳と摩周湖 | 摩周湖外輪山の白樺の古木 |
裏摩周から斜里岳 | 虹別から西別岳 |
■ 米沢さん、お疲れさまでした。さすがに荒天とあって風が強かったようですね。しかし、日本海側から比べれば、まだ日が差している分だけ恵まれています。何たってこんな素晴らしい光景を見ながら歩けるのですからね。西別岳の山行は言うことなしの素晴らしさですね。私も来月には中標津の山へ行こうと思っています。こんな天候なら良いな・・・と思っています。