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     羅臼岳(2011.2/28〜3/1)  

…米沢さんからのメール

 
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知床横断道路370m付近
小屋まで2q手前で日没 
1200m付近から天頂山、知西別岳

 2/28〜3/1羅臼岳に登ってきました。
ちょうどお天気の変わり目でワンチャンスを生かして登頂しました。
雪は例年より50p少なく感じましたが新雪が30p積もってトレースが無く、こたえました。愛山荘の手前2qで日が暮れましたが20.5qポストの右カーブの標識の先50m辺りから右に逸れると小屋が在るのが分かっているので大丈夫でした。
小屋が茶色に化粧直しされました。
個人的には以前の青が好きです。
雪が少ないので小屋の上半分が露出して寒さが厳しく、眠れませんでした。

当初予定していた羅臼側のルンゼは雪が柔らかそうで体力消耗しそうなので、雪の硬化している南西ルンゼに変更しました。
ちょうど良い硬さで快適に登れました。
山頂到着と同時に天候急変して見通し悪くなりましたが通い慣れた下山ルートで大丈夫でした。

湿った暖かい空気が流氷に冷やされて一気にガスが湧き上がってきました。
視界20〜30m、スノーシューのデポ地点が判らなくなり焦りましたが、偶然登りの吹き溜まりに残っていたトレースを発見、何とかスノーシューを発見出来ました。 小屋に沢山在るルート旗をお借りするべきでした。
午後は荒れ模様でした。
3/2雪の激しく降りしきる中、錐山に向かいました。
林道ゲート前は30pほど雪が積もっており、伊藤さんの車の轍も無く、躊躇しましたが背後から除雪車が迫ってきて北海道の雪は空気みたいなもんだと信じて林道に突っ込みましたが車は雪にガッツリ捕まってビクともしません。
途方に暮れて助けを待っていると、なんと初めての車が稚内に向かう自衛隊のジープ、車を掘り出して頂き事なきを得ました。 北海道で雪で動けなくなって助けてもらったのは通算4度目、すっかり戦意喪失して林道ゲートから一歩も踏み込まず撤退しました。
雪のある間に再挑戦したいです。

※ 以下、写真のみ


南西ルンゼ終了点付近 

盆地から山頂溶岩ドーム

山頂から三峰〜硫黄山

ピッケルと流氷

下山路の1620m峰から山頂溶岩ドーム 
実際の空の色は既に鉛色でした。この直後、天候急変しました。 

【行動記録】

2/28 15:15知床自然センター→17:45愛山荘

3/1 6:30愛山荘→11:20〜40羅臼岳→14:00〜15:30愛山荘→17:30知床自然センター

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