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前穂奥明神沢 2011.5/9〜10

 …米沢さんからのメール

 
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こんばんは。

ゴールデンウィーク明けの5/9〜10、残雪の前穂高岳に登ってきました。
計画では涸沢から前穂北尾根を登って奥明神沢を下降する計画でしたが、10日が荒天の予報でしたので急遽、涸沢小屋の予約キャンセルして上高地から1日で前穂高岳に登頂出来る奥明神沢を登ってきました。今回は東京の方二名と一緒に行動しました。今年は雪解けが遅く、岳沢の夏道はすぐに雪で覆われて沢の真ん中を岳沢小屋までアイゼン着けて登りました。


小屋に余分な装備を下ろして奥明神沢に入りました。前日雨が降ったそうで少し硬くなっていました。同行の方はダイレクトに山頂を目指すルートを望まれているようでしたが傾斜が強く、前日雨が降ったのと気温が上がって雪が緩んでグサグサの雪でステップが崩れて滑落と雪崩の危険性があり、腰まで潜って時間切れ撤退の予感して一旦前穂・明神の最低コルに上がり、奥又白側が垂直に切れ落ちた岩稜を辿って前穂高岳に登頂しました。

山頂からの槍〜奥穂〜西穂の稜線の眺めは羅臼岳山頂と甲乙つけがたい程素晴らしいです。
下山は前穂からダイレクトに奥明神沢に降りようとしましたが、雪が緩んで不安定で傾斜も強く、技術的な不安もあり、最低コルまで岩稜を下りました。
メンバーの一人が足にきて岩稜の通過に時間がかかり、4:30に岳沢小屋のスタッフの方から電話が入りました。コルまであと岩峰二つの所ですと言うと心配そうにされていました。風も強まって切迫感が出てきました。

最低コル到着18:00、奥明神沢はヘッドランプを頼りに慎重に下りました。
岳沢小屋のスーパードライの生、美味かったです。4杯いきました。
宿泊施設は雪崩で組み立てが間に合わず、テントに布団、シュラフ付でした。
お天気急速に荒れ模様となり、時折風速30m/sの風と叩き付ける豪雨で全く眠れず、シューズも水が溜まり、布団もびっしょり濡れてしまいました。翌朝早々に豪雨の上高地に下山、タクシーで間一髪ゲート閉鎖を免れました。

行動記録
5/9 6:00河童橋→8:15〜8:30岳沢小屋→12:00前穂・明神最低コル→13:30〜14:00前穂高岳山頂→18:00前穂・明神最低コル→19:40岳沢小屋(泊)

5/10 7:45岳沢小屋→9:15河童橋

 

河童橋から奥穂
岳 沢
乗鞍岳と焼岳 
奥明神沢 雪崩跡
前穂・明神最低コル直下
険しい前穂(左上)
岩峰をクライムダウン
前穂山頂直下
前穂山頂から北穂〜槍ヶ岳
前穂山頂より奥穂〜涸沢岳〜北穂
前穂山頂より天狗岳〜間ノ岳〜西穂 
岩稜のトラバース 
明神岳に続く岩稜より前穂(左上)

※ 米沢さん、素晴らしい写真の数々、ありがとうございました。さすがに日本の屋根という感じがします。特に前穂山頂から見た奥穂、涸沢岳、北穂は神々しくさえ感じますね。昔から多くの岳人が引き付けられて止まないことが理解できます。前穂山頂からの写真も岩ひだが大迫力ですね。今回は縮小せずにそのまま載せることにしました。(管理人) 

 

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