羅臼岳(2014.4.7〜8)
…米沢さんからのメール
4/8愛山荘に一泊して昨年滑落した南西ルンゼを目指して羅臼岳に向かいましたが、低気圧と寒気の流れ込みで山頂付近の予想は風速20〜30m/s、気温-12〜3℃、視界20〜30m、4月なって寒気が強まったので全山氷の山と化していました。
視界の無い中、高みに向かって登っていきましたが、ルンゼは巨大な氷瀑のようで危険極まりない様相を呈していました
。
登り易いハイマツのコブを頼りに登って行くと壁に当たり、上に抜けるには2〜30mトラバースしなければならず、非常に硬い氷化した雪面はアイゼンは殆ど刺さらず、ピックも3〜4発叩かないと決まらず、右手は氷に弾かれる始末で迷わず撤退しました。
以前このルートから登ったことがありましたが、今回は非常に難しくなっていました。
今年の知床は50年に一度あるかないかの厳しい冬でした。
行動記録
4/7
13:00知床自然センター→16:00愛山荘泊
4/8 9:00愛山荘→12:00正面岩壁登山中止→14:00〜15:00愛山荘→17:00知床自然センター
樹氷に覆われた愛山荘
荒れ狂う羅臼岳
午後からお天気回復してきました
天頂山方面
一瞬姿を現した羅臼岳
大曲付近の雪壁7〜8mありました
日の出港
双岳台
■ 米澤さん、UP作業が遅れてしまい、失礼しました。季節は5月、札幌の積雪はすっかり消え、山の雪渓が残るのみです。 管理人