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     奥穂高岳南稜(2010.7.5)  

…米沢さんからのメール

 


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 河童橋から穂高岳

 

扇沢滝沢出合 左上トリコニーT〜V峰

南稜取付点 

  7月は梅雨前線の南下したのを見計らって少し強行軍ですがまた奥穂高岳に日帰りで登ってきました。今時期、行動時間が2時間長く取れるのと南稜の取り付きまでと天狗のコルからの下降は雪渓を使えるので体力的にも問題ないと考えて決行しました。

 河童橋からの梓川と穂高岳、何度観ても素晴らしいです。日本の風景ベスト10に入れたいくらいです。天狗沢出合までの一般登山道は雪崩の跡が痛々しく、斜面の大木がなぎ倒されて登山道を塞いでいました。 数年前、雪崩で破壊された岳沢小屋は完成していました。あとは8月のオープンを待つばかりです。

 岳沢小屋から取り付きまで雪渓で助かりました。雪渓の最上部まで登り詰めましたがシュルントが大きく口を開けて陸に移れず、下ってシュルントの中に降りて時間をかけて慎重に浮き石だらけのルンゼをトラバースして南稜に取り付きました。滝沢側の雪渓は尾根に繋がっていましたが、上下に深さ10m以上のシュルントが口を開けていて急傾斜の幅7〜8m程のスノーブリッジを渡らないと滝沢に入れず、墜ちたら助からないと考えて自重しました。 

 トリコニーT峰の核心部、昨年は支点にスリングがかかっているカンテを強引に乗り越しましたが、テラスから扇沢側に巻くと易しい2級のルートが在りました。 昨年、残置スリングを解いてクライムダウンした地点は真新しい長いスリングが掛けられていました。 念のためロープを出して降りました。 

 2600m付近から北海道の山でよく見かける花が咲いていましたが、足場が悪く、またリュックを落とす危険性もあり、花に夢中になると時間がかかるので写真は諦めました。 南稜の頭から奥穂に抜けてからはガスがかかって槍ヶ岳の雄姿は望めませんでした。お天気悪い時は景色は悪いですが、雷鳥に必ず出会えます。本当に逃げない鳥です。古来から信仰の対象にされて大切にされてきたからでしょうか。奥穂の雷鳥のつがいは馬の背の登山道脇のハイ松に居ました。 

  西穂への縦走路の核心部のロバの耳、鎖とペンキの→○印のおかげで無事通過、ジャンタルムは頂上は巻いて、岩の積み重なったコブ尾根の頭を通過、天狗のコルに向かって急なガレを下りました。飛騨側の天狗のコルに降りる地点の長い鎖につかまって降りるはずの畳岩の一枚岩が崩落して簡単になっていました。天狗沢の雪渓は傾斜が強く固く、滑落の危険があり、慎重に降りました。最終のバスもタクシーも無く、釜トンネルまで歩きました。


行動記録
6:30河童橋→9:30南稜取付→11:50トリコニーT峰取付→12:20トリコニーU峰→13:50〜14:00南稜の頭→14:10奥穂高岳→15:00ロバの耳→19:00河童橋→20:10釜トンネル出口

※ 以下、写真のみ

トリコニー第一岩峰の核心部(2級)

トリコニー第二岩峰から奥穂南稜 

 南稜の頭から奥穂山頂 

南稜の頭から前穂高岳

南稜の頭から馬の背、ロバの耳〜ジャンタルム(重なっています) 

馬の背

雷鳥(オス)

ロバの耳からジャンタルムとコブ尾根の頭 

ジャンタルムの肩からジャンタルムとコブ尾根の頭

雷鳥のメス


 ■ 米澤さん、こんばんは!写真、素晴らしいですね。特に河童橋から穂高岳の朝の写真は朝の爽やか感が何とも良いですね。南稜、いかにも山をやっていると実感できそうな素晴らしいところのようですね。南稜とは言わないまでも、一度穂高へ行きたいものです。あと3年くらいの辛抱ですかね…(管理人)

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