槍ヶ岳・北鎌尾根(2013.9/9〜11)
…米沢さんからのメール
羅臼岳以来2ヶ月ぶりに槍ヶ岳に登ってきました。 安曇野インターから
40分程で登山口の中房温泉に到着しました。トレーニング不足のせいか合戦尾根の急登で息が苦しくて女性の方にも抜かれてしまいました。合戦小屋で大休止、体力回復させて漸く稜線上の燕山荘に到着しました。 二日目はいよいよ北鎌尾根アタックです。小屋の主人が明るくなってから出発した方が良いと言われたので日の出前に出発しました。貧乏沢の下降は谷心までしっかりした踏み跡を辿り、行き詰まったら左岸の踏み跡を辿りました。天上沢を少し遡って
北鎌沢出合で肩の小屋から下降してきた20歳台の若者と同時になりました。
北鎌尾根の挑戦者は、ニセコのスキーの若いガイド、槍の肩から下降してきた大学の山岳部で鍛えられた感じの東京の若者、広島から来られたトレイルランやジムでクライミングでトレーニングされてる青年、名古屋の60歳台のマラソンされてる方、大阪の私、以上五名でした。 登り始めてすぐに左股が合流、右股は出合付近は伏流になっているので間違い易いです。左股は雪渓が在り、天狗の腰掛や独標に突き上げている急峻な沢で絶対抜けられません。 独標は迫力満点、直登の取付は少し難しそうなのでトラバースルートを行きましたが、取付の抱きかかえ岩はロープ無かったら怖いです。 北鎌平で大槍はガスで包まれて見えませんでした。ゴロゴロした岩の上を歩き易い岩を選んで登って行くと取付の易しい凹角を見つけて登っていくと第1チムニーが在り、左手の岩に乗って中央の岩に右足をかけて突破しました。
頂上直下の第2チムニーは練習不足でなんとかなんとかクリアーしました。山頂の方々から励まされて最下位で右側から抜け出して祠の裏からひょっこり顔を出すと万歳三唱、拍手喝采、念願が叶いました 下りは梯子や鎖を使って慎重に降りました。渋滞して肩まで40分ほどかかりました。ヒュッテ大槍は食事にワインがついて手作りの料理で美味しかったです。床もピカピカでスタッフの応対も丁寧で良かったです。三日目は東鎌尾根を梯子や鎖を使って通過して西岳に登り返して、歩き易い気持ち良い表銀座を燕山荘までゆっくり歩いて合戦尾根を駆け下りました。
|
|
9/9
|
6:30中房温泉→10:00燕山荘→14:00大天井ヒュッテ(泊) |
9/10 |
5:05大天井ヒュッテ→7:00天井沢→7:20北鎌沢出合→9:00〜9:10北鎌のコル→10:30天狗の腰掛→11:45独標→13:15 P13→14:30〜14:40北鎌平→15:10槍ヶ岳山頂→16:00槍の肩→16:40ヒュッテ大槍(泊) |
9/11 |
6:50ヒュッテ大槍→ |
燕山荘より槍ヶ岳
燕山荘より燕岳
表銀座縦走路より槍ヶ岳
大天井岳
大天井岳の巻き道
大天井ヒュッテ前の標識
北鎌のコルから天狗の腰掛へ 前方は独標
天狗の腰掛けより独標
名無しのピークより天狗の腰掛け
独標目前
トラバースルート取り付き
独標山頂付近より
P11付近より
大分成長した雷鳥の雛
P12付近より越えてきた岩峰
P13より独標方面
P13より大槍
大槍の取り付き
チムニー1
第ニチムニー2
槍ヶ岳山頂にて
肩の小屋より
ご来光と常念岳
朝焼けの大槍
前穂北穂奥穂
東鎌尾根より北鎌尾根
大天井岳と牛首展望台
びっくり平付近より北鎌尾根
大天井岳の巻き道で猿の群れに出会う
快適な縦走路
燕山荘
槍ヶ岳の頂上で待って頂いたご夫婦から送って頂いた綺麗な写真
■ 米沢さん、完全復活ですね。送って頂いた解像度の高い写真を画面いっぱいで眺めていると、山のスケールやルートの様子がよく判ります。細部も拡大で見ることが出来、私もすぐにも槍ヶ岳に登りたくなりました。その時はせひお付き合い下さい。 (管理人) |