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     漁 岳・後方羊蹄山(2014.1.20〜21) 

…米沢さんからのメール

  極寒の北海道、初の日本海側の雪山を登ってきました。
今回初めて管理人さんにご同行して頂いて楽しい充実した登山になりました。

 千歳のホテルを出発しようと車に乗りこみましたが、フロントガラスにビッシリ氷の模様が張り付いて前が見えず、ウォッシャーを作動させましたが、余計に凍り付いて全く見えなくなり20分出発が遅れてしまいました。
千歳19.9℃、歌登31℃の厳しいしばれでした。

 オコタンペ湖に通じるゲート前のスペースに駐車すると工事関係者の方がここは留められないとの事で漁岳林道の除雪されたゲート前に駐車しました。体感15℃以下の厳しい寒さでした。林道を数キロ進むと勾配が強くなって支尾根の末端を回り込んだ所にスノーシューのトレースが入っていましたが、支尾根のピークを越えないといけないので林道のトレースを数百メートル進んでから尾根に取り付きました。管理人さんは何事もなく、軽快に登って行かれますが、スキーのトレースをスノーシューで辿るのは厳しく、取り付きから四苦八苦して管理人さんの足を引っ張りました。このトレースは下りのショートカットしたトレースという事が後で判明しました。スノーシューは尾根の末端から忠実に頂稜を辿るのが基本ですが、スキーのトレースに釣られて歩きにくいトラバースのトレースを辿って突き当たり稜線に上がる時は、ずり落ちながら這い上がりました。P1715の頭を越えている最中に管理人さんは左側をトラバースされて山頂直下のコルで長時間待って頂きました。山頂直下の最後の登りは吹きさらしで雪が薄く、スノーシューでは二、三度ハイマツを踏み抜きました。管理人さんは素晴らしいバランスとスピードでぐんぐん登っていかれました。正にウサギと亀、月とスッポン、熟達者と初心者、敗北感でガックリきました。山頂で管理人さんに金麦を頂き乾杯、気を取り直しました。金麦の美味しかったこと! 天候悪化して風雪模様になり、小漁岳は中止して下山しました。下りは尾根を忠実に辿って支尾根の末端から林道に出ました。

 真狩村に移動しましたが寒気は抜けたのか暖かかったです。 翌朝は飛行機の時間が許す限りで羊蹄山偵察に行ってきました。午前中はなんとかお天気保ちそうなので11時目標で登りました。羊蹄山は人気高く、駐車場は平日に関わらず、5、6台の車が留まっていました。外国人の学生のスキー10名程、内地の若者ボード5、6名、中高年の山スキー2名でした。トレースばっちりで圧雪の溝になっていました。1000mテラス目標にしていましたが、分からず先行されている山スキーの方に追いついてお聴きすると1425mらしく、表層の下が硬く感じてスノーシューではトラバースの登りは難しくなって引き返しました。
11時頃から荒れ模様になり、スキーの集団は1500m付近、ボードは1400m、山スキーの方は1650mで引き返されたそうです。
下りはショートカットしてパウダースノーの感触を楽しみながら下りました。

行動記録 
1/20  8:40漁岳林道ゲート→12:00漁岳山頂→14:55漁岳林道ゲート 

1/21  8:20羊蹄山登山口→11:00千四百地点→13:00登山口

P1175付近から天候悪化してきた漁岳

山頂直下の急斜面を素晴らしいバランスで登られる管理人さん

漁岳山頂と金麦

1/21羊蹄山   真狩村より朝日を浴びる羊蹄山

登山口

心強いトレース

1000m付近を滑る外国人のスキー

案内所と水飲場


立派なトイレ、鍵がかかっていました。お天気良くて暖かかったのでこの後役場の職員によって見事に雪下ろしされました。

 

■ 米澤さん、お付き合い頂き、ありがとうございました。私はスキーは上手ではありませんが、山スキーに慣れると

これはこれで便利な道具なのです。特に積雪量が多い日本海側の山では絶対的に有利だと思います。

ぜひとも、またお付き合い下さい。

管理人

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