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   芦別岳・槙柏山(2012.5/21〜22)

 …米沢さんからのメール

  

芦別岳に登りましたが本谷を残してしまったために再度行ってきました。ユーフレ小屋前の道標は土台まで出て高くなっていました。10分も河原を歩くと流れは雪渓の下になって歩き易くなりました。ゴルジュ帯入り口は少し水流が見えていました。本谷は谷幅も広く、傾斜も平均的、景観も抜群で登り易いルートです。

一週間で随分気温が上がって山頂でも半袖で十分でした。尾根筋の雪解けは一目で判る程進んでいました。新道は半面山付近まで登山道が出ていましたが雪が残ってかえって歩き辛く、覚太郎新道分岐から下の急斜面はまだ雪が多く、迷い易かったです。今回はヘッドランプ無しで下山出来ました。

5/22 槇柏山に登りました。林道終点で川は増水して渡れず諦めて帰ろうとしていたら砂の上にシッカリした登山靴の跡が在り、ピンクのテープを発見しました。倒木が二本理想的な幅で川を跨いで、首尾よく渡ることが出来ました。

管理人さんの山行記録を参考にして小尾根の小さな流れを辿って藪を漕いでいくと廃道を発見、程なく広い河原に出ました。しばらく沢登りしましたが効率が悪く、藪が薄くなった所で雪を繋いで雪渓に出ました。ここの雪渓は薄く、異常な高温で乗った数メートル四方の雪ごと崩れて驚きました。

コルに到着すると反対側に中岳の恐怖感たっぷりの圧倒的な姿が現れて驚きました。こんなショックはガスの中から現れた羅臼岳の溶岩ドーム以来です。コルから尾根筋を忠実に辿ると痩せて岩稜に変わって右手はすっぱり切れ落ちて緊張しました。山頂は3つのピークに分かれて街に一番近い所が山頂で手前の2つは岩峰になっていました。芦別岳や中岳の圧倒的な姿に大満足しました。

真ん中の岩峰は難しく、頂上のハイマツに掴まってなんとか抜けました。巻いてから登るのが正解でした。下りは山頂から雪渓に降りようとしましたが難しく、コル寄りに木の枝に掴まって雪渓に降りました。
北海道でこんなに暑い目にあったのは初めてでした。富良野28℃、占冠の道の駅のざるそば美味しかったです。千歳空港でドライブラック500×2一気に飲み干しました。


  【行動記録】

5/21  11:30鹿柵→13:10ユーフレ小屋→16:10〜16:20本谷のコル→16:30〜16:40芦別岳山頂→19:11新道登山口

5/22   6:00十八線ゲート→8:20御茶々岳とのコル→8:50岩峰→9:05中央岩峰→9:15槙柏山頂→11:45ゲート

 

空知川と芦別岳

ゴルジュ帯入り口

ゴルジュ帯核心

大規模なブロック雪崩跡

本谷から山頂を望む

穂高とよく似たアルペン的な素晴らしい景観

最終二股 ここは右に

稜線直下

コルより山頂

山頂直下より本谷

山頂より東

本谷のコル(西)

夫婦岩 槙柏山方面(北)

山頂より北西

山頂より南(中央にポントナシベツ岳、左奥に鉢盛山、遠くに夕張岳)

 キレット付近から見る1579mピーク、左コル奥には中岳が見える

新道から芦別岳

夕闇迫る夫婦岩(左)と槙柏山、御茶々岳(右)

林道終点より小尾根の小さな流れを登る

柏山の岩峰より芦別岳本谷

柏山の岩峰より夫婦岩

社台ファーム

■ 米沢さん、本谷の完登、おめでとうございました。頂上写真の方向ですが、少し修正させて頂きました。松籟山の写真につきましては撮られた場所とズームを使ったかどうかが判らず、確定できませんでした。

(管理人)

 

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