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 三等三角点「青山」(530.2m) ★★★ 札幌150

     

藻岩山頂上から「青山」を望む(正面)

  

1/25000地形図 石 山  

旧東海第四校体育館の向こうに札幌ドームや百年記念塔が見えた
樹木が密生した尾根上を進む
冬期閉鎖中の硬石山線ゲート前に車を置く

 Web上で「白川市民の森」の青山という山名を見て、近郊にこんな山あっただろうか? と疑問に思い、点名を調べてみると、確かに三等三角点「青山」は実在していた。硬石山と砥石山の間に山名のついている山は無いはずだったが、ちょうどこの空白区間を埋める位置にあるおあつらえ向きの三角点があった。

 スキーは2年ほどのブランクがあり、ビンディングを取り替えたのを機に、2年ぶりに乗ってみることにした。Web上でこの青山を調べてみたところ、白川の森から遊歩道があり、多くの登山者がこれを利用しているようだった。遊歩道ならスキーの試し乗りには打って付けと思い、白川の森の入口へ向かってみたところ、吹き溜まりのため駐車場へは行けず、かといって車を止めるスペースもなく、結局断念することにした。であればと、南沢からチャレンジしてみたが、こちらも私有地ばかりで、車が止めれず断念するしかなかった。結局、少し距離は長くはなるが、市道の硬石山線の冬期閉鎖ゲート前に車を置いて、すぐ横の尾根に取付くことにした。ここであれば車を止めておいても問題はない。

 シカやキツネの足跡が転々と続く平凡な尾根筋が続いていた。変化が現れたのは送電線と交差するあたりからだ。林道とも交差していて、林道の法面を登ったところ、旧東海大四高校の赤い体育館の向こうに札幌ドームや新札幌副都心、百年記念塔が見えた。滅多に見ることのないアングルから札幌市街地の広がりである。そこからは急な尾根筋を登り、ピークを巻きながら樹林の混んだ痩せ尾根上を進んで行った。少し尖った感じの377mの小ピークが現れ、ここは1つのポイントとなるので急斜面を登り、しっかり標高点を踏んだ。ここからは地形図上の歩道があるはずだったが、稜線上の波打った吹き溜まりのために良くわからない。もっとも、スキーなので歩道も道路も関係ないが・・・

 次のコンタ370mのポコを巻いて少し下ったところで、白川市民の森21番を示す看板に出た。一般的な山だと思っていたので、歩道上にはスノーシューやスキーのトレースがあるものと期待していたが、人が入った形跡は何もなく残念だった。広い歩道をしばらく進み、頂上が近づいたあたりの広い凹形斜面を40mほど登って稜線上へ飛び出し、そこから200mほど進んだ地点が頂上だった。Web上では眺望はないはずだったが、頂上周辺の樹木をかなり伐採したようで、藻岩山も見えるし、北の沢の我が家すら、30倍のズームでばっちり確認できた。一方、藤野の市街地を眼下に南側の眺望は抜群に良い。ここまでサービスしなくても良いとは思うが・・・

 倍の時間を使えば、このルートから砥石山へも行けるだろうが、それはもう少しスキーに慣れてからの計画とし、2年ぶりのスキー登山でもあり、青山から往路を引き返すことにした。(2019.1.22)

途中から遊歩道を利用して頂上へ向かう 頂上への途中、八剣山が見えた
三等三角点「青山」から眼下に藤野方面 頂上には到着したが砥石山は遠い

【コースタイム】硬石山線ゲート前 P 9:40 三等三角点「青山」頂上 11:25、〃発 11:35  硬石山線ゲート前 P 12:20  (登り 1時間 45分、下り45分)    

メンバーsaijyo

 

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