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今回は度々情報を送って下さる倶知安の菅原さんから、銀山の情報が送られてきましたので、許可をもらい掲載させて頂きました!このサイトの三角山/二ツ森も菅原さんの情報を基に登った記録です。

(共和町ルート) 


地図がガイドの山歩き・西條様
 
おはようございます。倶知安町の菅原です。

 今シーズンは週末の天気が悪い日が多く、春になってからもその傾向は相変わらずで、なかなか春山のツアーを楽しむことができずにいましたが、先日土曜日の2日は珍しく朝から晴れましたので、近所の低山で気になっていた銀山に行ってみました。標高は640mということで決して高くはありませんが、羊蹄山に登ったときや、ニセコでスキーをしたときはいつもその様子が望まれ、山頂に電波の反射板がどっかりと構えている点などからよく目立ち、そのあたりからすると逆に登ったときは結構良い展望が期待できそうな山でした。

  ご存知のとおりこの山は北側の仁木町と南側の共和町の境界に位置しており、多くの人はアプローチが短い仁木町側から登るようですが、小生は倶知安から近い共和町側から登ることにいたしました。アプローチとなる町道は、倶知安から小樽方面に向かい、小沢を過ぎてセトセというところから右に入ります。事前に聞いていたよりも2キロ近く長く除雪されていて、かなりの時間短縮になりました。

  鉄道と交差する除雪終点から尾根に取り付き、最初は傾斜が割合きつく、しかもフィッシャーのGTSのノーワックスソールのグリップが今ひとつきかず、結構体力を消耗しました。しかし標高250m前後を過ぎるとやや傾斜もゆるくなり、P384mはやや巻くように進み、そのあたりから時折見える山頂の反射板@との距離が少しづつ縮んでいくのが感じられ、俄然登高意欲が湧いてきますA

  標高400mを超えると、さすがに4月でも北側の斜面はパウダー、南側は悪雪ということでその差がはっきりしていますB登り始めてから2時間少し、大きな反射板のある山頂ですC。北の仁木町側からテレマークの人がひとり登ってきていました。また、足跡から判断するとその人以外に数人の登山者がいたようです。

  展望は期待通りのものでした。ニセコ連峰、羊蹄山はもちろん、同じ稜線でつながる本倶登山、三角山、反対側の稲穂嶺と積丹方面の山々、札幌方面の余市岳、無意根山、そしてこのつぎ登ろうと思っている仁木の大黒山と、360°の大展望でしたD〜Iさてここからはどうするか。最初は北西側に同じ稜線でつながる稲穂嶺を経由するつもりでしたが、今まで行ったことがない縦走で、しかも時間はお昼近い、また昼から天気が下り坂という予報ということで、登ったルートを下山することにしました。

 いちどルートを外れ北側の軽い雪を少し滑りましたが、斜度がきつく、雪崩注意報が盛んなこの時期には少し無謀でした。また尾根上のP413mに戻り、登山口(車止め)到着は12時53分、下山開始からおおよそ1時間程度でした。今シーズン、本格的に良い汗をかいた、良いツアーでした。

それでは。(2005.4.4着信)

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